土地の名義変更に必要な書類についても確認しよう②
土地の名義変更の必要書類はかなり複雑です。
相続の場合は、法定相続と遺産分割のほかに遺言書がある場合も手続きする書類が異なりますので注意しましょう。
【相続の必要書類】
③遺言書
被相続人の遺言に沿った内容で相続の手続きを行う方法になります。
遺言書は通常、公証役場で作成されます。
公正証書遺言であれば土地の名義変更に使用できますが、自筆証書遺言の場合は、事前に家庭裁判所にて遺言書の内容が正しいか確認するための「検認」の手続きが必要となります。
また、公正証書遺言と自筆証書遺言によって登記申請書も異なったフォーマットのものを提出することになります。
【贈与の必要書類】
贈与の必要書類は、贈与者が用意する書類が多いので注意しましょう。
・登記済権利証
・名義変更する年度の固定資産評価証明書
・贈与者の印鑑証明書(発行日から3カ月以内)、登記簿謄本(全部事項証明書)
・贈与を受ける人の住民票
・贈与契約書
【財産分与の必要書類】
・登記済権利証
・名義変更する年度の固定資産評価証明書
・現在の名義人の印鑑証明書(発行日から3カ月以内)
・新しい名義人の住民票
・離婚協議書もしくは財産分与契約書
・両名の戸籍謄本
【土地の売買の必要書類】
・登記済権利証
・名義変更する年度の固定資産評価証明書
・売主の印鑑証明書(発行日から3カ月以内)
・買主の住民票
・売買契約書